パリの「とらや」 〜老舗はさすが老舗、そしてディノはいつまでもディノ

1日前付けの日記通り、コンコルド広場近くの「とらや」に先日寄ってきたのでアップします。









とらやのショーウィンドーは、もちろん和風のディスプレイ。


赤ちゃんが男の子だと分かり呆然としていた私にはこれが何なのか分からなかったし、仏語で書かれた説明書きを読む気力もなかったのですが・・・。

この飾りの足元には、和菓子が幾つか並んでいた事をとりあえず記しておきます。







私がこのお店に足を踏み入れるのはこの日が初めて。

何度か前を通りかかった事もあったけど、和菓子がそう好きではないので躊躇してしまって・・・。

でも!!!妊娠を機に禁酒してからは私もお菓子大好きに戻ったし。

この日は精神的に混乱していたし。

「とらや」に入って甘くて美味しいものを食べるのはとてもいいアイディアに思えました。









店内は、意外なぐらいフランス人でいっぱい。

そして女の人の方が圧倒的に多いです。

「洋菓子よりヘルシーなのよ」なんて言いあって来店しているのかなぁ、それが人気の秘密だったりして、なんて思っていたら・・・


美味しい!!美味しい!!

私の頼んだ抹茶のお菓子も、ほうじ茶も!!

抹茶ケーキは思ったよりも甘かったのだけど(もしかしたらフランス人のお口に少し合わせたのかな?)、そこがいい。

真ん中の小豆の部分にはグランマニエのかけらも入っていました。

(唯一の不満は、小さかったこと。
この3倍ぐらい食べたかった・・・なんてね。)

ほうじ茶も家で淹れたのとは全然違うし、大満足です。







ディノはというと写真奥にちらっと見える通り、お汁粉とお抹茶をオーダー。

この2つはなんだかおかしな組み合わせだけど、味のバランスとしてはちょうどいいんじゃないかな。

ディノは本当は、お汁粉とショコラ(=ホットココア)を頼みたかったんです。

でも私やギャルソンの忠告に従って、この「甘い汁物同士の組み合わせ」を諦め、飲み物を抹茶に変えたわけ。

(たまに行くサロン・ド・テではモンブランを食べながらショコラを飲んでいる様な人なのであまり問題なかったのかもしれないけど・・・でもダイエットの為にはこの方がいいので、うまく丸め込めてラッキー♪)







ちなみに少し味見させてもらったらお汁粉はしっかり小豆の味がしていたし、お茶はこのまま一杯飲み干してしまいたいぐらいでした!!

今まで和菓子には全然馴染みがなくて「とらや」というと羊羹のイメージしかなかったのだけど、やっぱり老舗っていいものなんですね。

この日に飲み食いした4品は全部、名前負けしない素晴らしさでした。

(だからこのお店にお客さんが集まる理由も、単に「カロリーが低いから」だけじゃないのだなと思い直しました。)







さて、ここからはとらやさんには全然関係ない話。


(この写真も同日に、お店を出てちょっと歩いてから撮影しました。)

とらやについてしばらくしてから、ディノってばものすごく久しぶりに「やっちゃった」のです。

ギャルソンに注文を伝える時に
「では、ぼくには抹茶とお汁粉をください。
そして、マドモワゼルには・・・」
と言ってしまった、私の主人。

私はもう2年以上も前から、マダムなのに!!!

確かに結婚直後、彼は婚前デート時の癖が抜けないらしく私の事を時々「マドモワゼル」と呼んでいました。

だけど今さら・・・・しかも、赤ちゃんの姿を超音波検診で見てきた直後に間違えなくてもいいでしょ!!







そういえば彼、結婚して半年以上経ってから「ハネムーン」と称して出かけたヴェネチアでも同じ事をやっていたかもしれません。

(やっぱり)非日常に弱いのかしら。

ま、そんな事はこの際どうでもよくて、とらやのお菓子はおススメです。

そして私達の子供は男の子です。(しつこい!)


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