『20世紀少年 第一章』 (堤幸彦、2008年)


私の今年の初映画は例年になく遅くて、なんと1月末でした。

妊娠が分かってからというものずいぶんと長い間映画から遠ざかっていて、パリスコープ(「ぴあ」の廉価版みたいな雑誌)を開く事が急に何週間も途絶えてしまい、その表紙がまるで重い鉄の扉の様に感じられていたあの日々よ・・・。

ま、そんな事はさておき、今年の初映画は1月14日からフランスでも公開されていた『20世紀少年 第一章』。

何も考えず、ただ単に主演の3人のネームバリューにつられ、漫画が原作なんだなという予備知識だけで出かけました。




私は少年漫画をほとんど読んだ事がありません。

でもかなりコミカルな子供時代の再現シーンなどを観ていると、いかにも原作に似ているんだろうなぁという予測がつきました。

回想なのに全然美化されていないのが、少女漫画との違いでしょうか。

(たとえば、思いっきり少女漫画っぽかった『そのときは彼によろしく』の子供時代シーンとは大違い・・。)

 


私としては日本のコンビ二風景だけでも懐かしくて楽しく観れるのだけど、ディノは退屈しているんじゃないかな・・・と心配になって、最終の回のため周りにほとんど人がいないのをいい事に探りを入れてみると
「これ、面白い!」
との事。

結局のところ、彼の方が楽しんでました。

家に帰ってからも弟に電話して
「面白い映画を観てきたよ。続きが気になる・・・。続編も無事フランスで配給されるといいんだけど、かなり空いていたから難しいかなぁ」
なんて話していたぐらいに。

私も続きを知りたい気持ちはあったけれど、もうすでに登場人物を数人しか覚えていないこの頭では、もし第二章を観る機会があったとしても、苦戦しそうだわ・・。




さて映画とはほとんど関係のない話。

この日アパルトマンに着くと、公共部分の廊下にこんな紙が貼られていて、ぎょっとしました。


映画に出てくる「ともだち」のマークにちょっとだけ似てるんだもん・・・。

実際には「注意 ペンキ塗りたて」という貼り紙なのだけど、ね。


応援クリックしていただけると嬉しいですにほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ

1番上の写真は、私たちが行った「ピュブリスィス(Publicis)」という映画館の入り口です。
肝心な『20世紀少年』のポスターは上の方にあって、残念ながらカメラにはほとんど収まっていませんが・・。