赤ちゃんの名前(3) 〜女の子の名前、男の子の名前


(続きです。)

ディノにしてみたら、会った事のない女性から子供の名前の提案をもらっても面食らうだけかななんて思ったのだけど・・・クリスチーヌが閃いたという名前を伝えると、ものすごく意外な反応が戻ってきました。




「実はぼくも今朝、それと同じ名前を思いついていたんだよ」

えええっ!!

あまりの偶然にびっくりする私たち。




それにしても、義母の名前を「時代に合わない」と言っていたクリスチーヌはともかく、どうしてディノまでもが義母の名前をプレノン・コンポゼに変形しようかと考え始めたのでしょう?

ディノは説明してくれました。

「実はあれからよくよく考えたら、生まれてくる赤ちゃんにお母さんと同じ名前をつけるのが、お母さんにとって嬉しい事なのかそれともそうでないのか、分からなくなっちゃったんだ」

「え?だって、お義母さんにそう約束したんじゃないの?」

「約束というか・・ぼくとしては本気で話していたんだけど、その時のお母さんは意識が朦朧とした感じで、ぼくの話を聞いてどう思っているのかも、そもそも理解できているのかも、分からなくて・・・」

そうだったの・・・。




生まれてくるのは自分の死後であろう(だって義母の生前にはまだ子供を授かっていなかったし・・)孫が、自分と同じ名前になるのを嫌がる人ってあまり居ない気がするし、私だったらむしろ嬉しいぐらいなんだけど、ディノは本当に同じ名前にしてしまっていいものなのか、心配みたい。

という訳で、女の子が生まれた場合にはこの日ディノとクリスチーヌが思いついたプレノン・コンポゼにする事に決まり!!

カタカナにしてしまうと何と8文字もあってちょっと長いのがひっかからないでもないけど、タイプの異なる2人が揃って「いい」と思っている名前なら間違いない気がするし、私もこの名前を気に入ってしまったし♪






・・・え?赤ちゃんが男の子だった場合はどうするのか、ですって??

こちらは、実に簡単に決まりました。




日本には、たとえば「正男」と「正子(正美)」や「敦」と「敦子」の様に男女で対になっている感じの名前があるけれど、それはフランスでも同じなんです。

たとえば、
ジャン(Jean)にはジャンヌ(Jeanne)
アンリ(Henri)にはアンリエット(Henriette)、
エマニュエル(Emmanuel)にはエマニュエル(Emmanuelle)、
クロード(Claude)にはクロード(Claude)・・・
(私が思うにたぶん)こんな具合。

義母の名前を男形にしたものは現代でもいい感じの名前らしいので、もしも生まれてくるのが男の子なら、それで決定♪

こちらはえらく簡単に決まったなぁという感じだけど、一安心・・・かな?




でも次は、日本名を決めなくてはなりません。

こちらは
1.名前を音と響きで選ぶ(ディノは好き嫌いが結構うるさいです・・)
2.漢字を決める
3.字画をチェック
という3段階の手順を踏むことになるので時間がかかりそう・・・。

これを男の子バージョンと女の子バージョンの両方でするのは大変なので、日本名は赤ちゃんの性別が分かってから考える事にしようと思います。


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