赤ちゃんフェチの誕生
正直な話、私は特別に赤ちゃんが好きなわけではなかった。
そりゃもちろん赤ちゃんはかわいいけれど、おしゃべりのできる幼児の方が面白可愛くていい、とずっと思っていたので。
だけど変化が起こったのは2008年の冬。
身勝手な気さえするけれど、お腹に赤ちゃんがいると分かってからは小さな赤ちゃんが気になって気になって・・。
今では我が子のみならず、街ですれ違う赤ちゃんやネットで見るよそのおうちの赤ちゃんに、「か〜わ〜い〜い〜」と気持ち悪いぐらい反応してしまうのだ。
まさか自分が、こんなにも赤ちゃん好きになってしまうとは・・・。
割と似たところの多い私達夫婦。
この辺は程度やタイミングの差こそあれ、ディノも同じらしい。
ポトが生まれて一週間後、この時のディノはまだ赤ちゃん期よりも幼児期を楽しみにしていた様だ。
だって私に
「早くポトと会話したいなぁ。1歳ぐらいからできるのかなぁ?」
なんて聞いてきたぐらいだし!!
私は内心
「そんなに早いワケないでしょ!!たまには育児書読んでよ!!」
と思ったものの、ディノの赤ちゃんへの興味が薄れては困ると思い
「う〜ん、1歳半ぐらいからかなぁ・・」
なんてこれまたそんなワケの無いことをあえて言って、お茶を濁していたのだった。
(ま、1歳半なら少しは言葉も出てくるみたいだしね・・。)
でも今は、違う。
どんどん大きくなるポトを前にディノは、これじゃああっという間にあかちゃん期が終わってしまう、と焦っている(笑)。
(最近のポト。パパが3日前にしていた事を覚えていたかの様に、誰も教えていないのに太鼓遊びをしだしたのでびっくり!)
とはいえ実は私、街ですれ違って1番たまらないのは、いかにも生まれて間もない感じのものすごく小さい赤ちゃんなのだ。
だから・・・ごめんね、ポト。
ポトが大きくなったのが(すでに!)残念に思えた時も、実はあった。
顔がしっかりしていて頭が大きく髪も多いあなたは、(たとえ寝返りをしなくても)実月齢よりも大きく見える。
目の前のポトをかわいいと思いつつも、生まれてから1・2ヶ月の頃の写真を懐かしく眺めてしまっていた。
でも、今はもう違う。
・・・あの時とは別人の様になってきた今のポトが、今の私にとっては1番のポト。
笑いをたくさん共有できて、おもちゃで一緒に遊べて、泣いていてもだっこしたら私も気持ちを分かってくれるポトが、すき。
今の状態も後になったらまた懐かしくなるんだろうな。
1歳未満の子は本当にどんどん変わっていくので、1日1日を大切にしなくてはと思います・・。