私からプレゼント、義弟からプレゼント
相変わらず1月2日の日記の続きです。
この日はクタンヴィルの海に行ったあと、クタンス(Coutance)の街へ寄りました。
目的はなんと・・・
義弟エルヴェが私達のために注文してくれたらしいクリスマスプレゼントを、自らお店まで引き取りに行くため(笑)。
車を降りて、暗くて寒くなってきた街を、ポトに気遣いつつ急ぎ足で歩きます。
その一環で、途中でCDと本を売っている大きめのお店に入りました。
ふだん人の多そうなところに行かないポトにとっては初めてのCD屋さんなので思わずパチリ。
ディノがお店の人に
「○○の名で予約されているプレゼントがあるはずなんですが。
・・・実は、僕たち宛てのものなんです」
と言うので、私も
「なので、私達は中身をここで知る権利がないんです」
と横から口出し。
親切そうな店員さんは
「分かりました。
では今からプレゼント包装をしますので、しばらくお待ちください」
その間は、もちろん店内をぶらぶらすることに。
ん??ディノは気になるCDを見つけたみたい。
(この写真、偶然撮ってました。ディノの手がCDに伸びています。)
そして言うには
「ねぇ、もしもぼくにプレゼントをくれたいなら、このCDを買うといいよ」
だって!!!
なんですって!!!???
私はアナタへのクリスマスプレゼントに、結構値段の張るパンツをあげたばかりじゃない!!
(実際にはディノが自分で選んで買い、私は小切手を渡しただけ。)
あ〜、こういうこと言う男の人ってやだやだ。
・・・・でもそういえば私、それとは別に「ちょっとしたサプライズプレゼント」を用意するつもりでいたのに、そのままになっていたんだよね・・・・いやいや、このCDをあげてもサプライズじゃないから、ここはやっぱり却下だね!!
私はごちゃごちゃと考えた結果この要望は無視する事にして、アーティスト名すらチェックしませんでした。
しばらくするとディノは
「あ、そういえば書籍コーナーにも行かなくちゃいけないんだった」
と言って、私の腕の中にポトを残して去っていきました。
うぅ・・・7kgを超えているポトくん、重い・・・。
でも落とす訳にはいかないと一生懸命抱えていたら、ひらめきました!!
私はえっちらおっちら移動して、さっきのCDを確保。
レジに行って取り急ぎポトをカウンターの上に寝かせ(笑)、さっきの店員さんに内緒で買いたい旨を伝えます。
ところが、ディノは私がまだレジに居る間に戻ってきてしまいました。
私がとっさについた
「フランソワーズ・アルディのずっと探していたCDを見つけちゃってね」
と言うウソを聞いて、ディノが
「ぼくが買ってあげようか?」
と言ってくれたのには焦ったけど、何とか例のCDをこっそり買うことができました。
さて、その晩はこの日の晩まで行われていなかったプレゼント交換(何てマイペース一家・・)をようやく行いました。
前回私は義弟アランから室内履き(これは私の希望)の他にフランス語で書かれた神道についての本ももらっていたので(これってどう考えても、私よりもディノにあげるべきなのでは・・・)、心配がゼロでは無かったのだけど・・エルヴェが選んでくれていたプレゼントにびっくりしました。
アルディの初期CD6枚セット!!
これぞ、ウソから出た真?!
ジャケットは、どれも可愛い。
(6枚組なのに写真には5枚しか写っていないのは気にしないでください・・・うっかり忘れました。話は変わるけど、とってもシャープなアルディにうっとりする度、「あぁ、人間って本当に、自分にないものに憧れるんだな」って実感します。)
そして、裏面も可愛い。
それもそのはず、どうやらこれは当時のレコードジャケットを再現したものみたい。
中のCDもレコードの様なデザインになっていてやっぱり可愛い〜。
ピチカートのCDにも黒くてレコード状のものがあった気がするけど、このCDみたいに溝はなかったんじゃないかなぁ。
なんて嬉しいプレゼント。
6枚もあればもちろん楽しく聞けるCDも大してそうでもないCDもどうしても出てくるけれど、大事にします!!
私が思うに、この少し時代遅れのCDを聴くのに1番適している場所はディノ達のこのノルマンディーの家。
でもパリに持ち帰って、家事の合間に聞いています♪
ほとんどいつも日記が長くなるので毎回毎回自分にびっくり仰天。
最近4コママンガブログに憧れているのに(←これまたずいぶん突飛な話)、全く逆の状態ね・・。
こんな私を応援していただけると嬉しいです・・。