滞在許可証の更新予約・・・ 〜楽しめない無駄!
一応この日記の続きで、フランスで感じた「無駄」のおはなし。
でも今回は、本当にただただ無駄だった空しい出来事について書きます。
今年も滞在許可証の更新について準備する時がやってきた。
私はなんと毎年更新する度に、その年の1月2日から翌年の1月1日まで有効な滞在許可証をもらうサイクルになってしまっている。
更新のための予約は、現行の許可証が切れる二ヶ月前からできる事になっているけれど、私はひょっとしたらもっと前からできるんじゃないかと期待して、10月の半ばに警察庁(Prefecture de Police)のホームページに行ってみた。
ネットで予約ができるというので、指示通りに自分の名字や名前や誕生日を入れていく。
・・・が、なぜか先に進めない。
やっぱり早すぎたのかなと思って、もう少ししてから挑戦しなおす事にした。
ところが!!
11月頭を待っても、私はネットで予約を入れられない。
納得できず、入力ミスに気をつけながら何度もリトライする。
でもできない。
どうしてなんだろう・・・何がいけないんだろう・・・。
思いつくのは「名字」欄。
私はここに旧姓を入れるべきなのか新姓を入れるべきなのか、それとも現行の滞在許可証と同じく両方を入力すべきなのか(またそうだとしたら、一体どちらを先に入れるのか)、分からないのだ。
とりあえず全てのパターンで試してみる・・・。
・・・でもダメ・・。
もしかしたらサイトの調子が悪いのかと思い、数日後に挑戦し直すことにした。
だけれども・・・試せど試せど、事態は全くもって改善されない。
リニューアルされたサイトには書かれていないけれど確か電話でも予約ができたはずと思い出し、気が進まないながらもネットで見つけた番号にかけてみる。
すると今回は、意外にも早くつながった。
「予約でしたら、今から言う番号にかけ直してください」
との事だったけど・・・。
感じの良い女性は、加えてこうも言った。
「なかなか繋がらないですが、頑張ってくださいね。
特に水曜はひどくて・・・電話する必要ないくらいですからね」
あ〜あ・・・やっぱりそうか。
長い待ち時間を避けたくて、ネット予約に挑戦していたのにな。
それでもお礼を言い、電話を切る前に彼女の感じがいいのに励まされるかの様に、今までの経緯を説明してみた。
最後に
「一体どうしてネット予約ができないのでしょうね」
の一言を付け加えて。
すると・・・びっくりしちゃう返事が返ってきた。
「『現在の滞在許可証の番号』を入力する時は、1番最初の文字を抜かしてくださいね」
えええええっ!!!そんなぁぁぁ・・。
「F57・・」で始まる、私の滞在許可証の番号。
毎回毎回「F」から入力していたけど、それがいかなかったの??
お礼を言って電話を切ってから、パソコンに向かってF抜きで試してみる。
すると、うまくいってしまった!!
・・・ひどくない??
あまりにもあんまりな出来事だったのでフランス人の意見も聞きたくて、会社の2人にちょっと話してみた。
最後に
「確かにアルファベットは番号ではないけれど、あなたなら『番号(numero)欄にはFを取り除いたナンバーを入れよう』って思いつける?」
と聞くのも忘れずに。
すると、やはりフランス人達も私と同じ様に考える傾向があるらしい。
!!!!!
ということは、番号欄についついアルファベットを打ってしまい、うまく予約が取れない人は、私以外にも結構いるはず。
だからこそ、電話に出た人にも検討がついたのだろうし。
フランスは一体どうして、こうも紛らわしいことをするのだろう。
おかげで私の予約作業はとても遅れ、滞在許可証は1月1日に切れるというのに更新のための予約は2月半ば。
フランス生活にも慣れてきたけれど、本当に今回ばかりはちっとも楽しめない時間の無駄をし、久々に呆れてしまったのでした・・。
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