夏でもニット・brassiere
出産前に準備していた新生児グッズの話の続きです。
病院からもらったリストに出てくる赤ちゃん用品の中には、聞いたことの無い言葉がたくさん混じっていました。
(これでも一応私、仏検一級取ってるんですが・・。)
ディノに聞いても自信が無さそうなので、病院の助産婦さんやお店の人に教えてもらったものの1つがbrassiere(ブラッスィエール)で、これは生まれたばかりの赤ちゃんに着せるボタン付きニットの事でした。
そして、ブラッスィエールも前回書いたボネと同様7月生まれになるはずの我が子には不必要に思えたけれど、やはり「新生児は体温調節ができないから」と言われたので、Du Pareil Au Memeにて白とグリーンのを1つずつ購入しました。
(上の写真は入院のための荷造りをしていた時、そのサイズが分かる様にシードルが入っていた瓶のコルクと並べて撮ってみたもの。ちなみに、このボタンがあるサイドは背中側です。)
さて実際には、22時近くに生まれたポトが1番最初に着せられたのは生地が分厚いパジャマでした。(1つ前の記事の写真参照。)
その翌日と翌々日はブラッスィエールを着せたものの、割と暑い日だったので自分自身がものすごく暑がりの私は「厚着すぎないかしら?」と心配でたまらず、結局ポトがブラッスィエールを来ていた時間はかなり短かった気がします。
しかも出産後数日は私も疲れていたしポトは泣き続けていたしでなかなか落ち着けず、今になって気づけばブラッスィエールを身にまとったポトの写真はワンパターンしか存在していません。
白いブラッスィエールとブルーのパジャマの組み合わせがパリジャンっぽい感じで可愛かったのに、残っているのはこのおかしな写真だけ。
あぁ、しまったなぁ・・・。
この写真でポトの頭の上にオムツが載っているのには、ワケがあります。
出産翌日、新米ママの私は泣き叫び続ける我が子を手に焦り、母乳をあげたり抱いたりで大忙し。
「オムツを替えてあげたら泣き止むかな?」
と思い、でもオムツ交換をした事がないので不安でとりあえずクレッシュ(託児室)まで写真の透明なベッドを押していくと、ポトは眠りに就きました。
「せっかく寝たのを起すのは嫌だから」と思って自室に戻ると、彼は目を覚ましてまた新たに泣き出します。
そこで
「やっぱりオムツを替えよう」
と思ってまたクレッシュまでベッドを押すと彼は眠りに就いて・・・あぁ、どうしたらいいの??
(後になって分かったのですがどうやら赤ちゃんって、移動中に寝る傾向があるみたいですね。うちの子だけ?)
3度目にクレッシュへ向かった時は、ポトは目的地まで目を開けていました。
「じゃあ今度こそ!」
と意気込んで、意気込み過ぎたあげく病院から支給されていた紙おむつをなぜか彼の頭の上に置いたら・・・またもやポトは目をつむってうつらうつら・・・。
生まれたばかりの赤ちゃんは胎内の狭さに慣れているから周りを囲う感じにしてあげると落ち着くと聞いてはいたけれど、本当なのね。
オムツを頭上に置かれて眠りにつき出した我が息子の姿を見ると、笑っちゃう。
ものすごく手がかかるけど、本当におかしくて可愛い子♪
またもや「せっかく寝たのだから」とオムツ交換はせずに自室に引き返し、この日最初のショットを撮影した私なのでした。
・・という訳で、このおマヌケな写真は思い出深い1枚です。
でも私も本当に疲れてしまい、この後見舞いにやってきたディノに「ここぞ」とばかりにオムツを替えてもらいました。
私よりも先にオムツ交換を体験した彼は、その後しばらく先輩顔をして私にあれこれアドバイスをくれましたとさ(笑)。
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