出産入院・大変記3



(実は息子は眉間にシワを寄せている事が多いのだけど、今回は珍しくも満面の笑顔を撮れました!)


金曜の夜22時近くに出産した私は、本来なら翌週火曜に退院する予定でした。

(短いけれど、経産婦なら更にあと1日早く退院するみたいでした。)


でも月曜になっても息子が泣き続けていたので帰宅するのが不安でもあったし、全然眠れていないため私の疲れも全然取れていなかったので、入院を1日延長してもらうことに。


結局5泊5日入院した訳だけど、最初の4泊3日目ぐらいまでの泣きがひどすぎて・・・いつもいつも、何がいけないんだろうと考えていました。








土曜の時点でクレッシュの人に相談すると
「新生児特有のコリック(colique)ですよ」
と言われました。

コリックというのは腹痛のことで、赤ちゃんによっては3ヶ月目まで頻繁に起きるそう。


こんなに小さい子にはもちろん薬がないので、手でお腹を温めてあげながら過ぎ去るのを待つしかないとの事でした。

(コリックについてついては、後日詳しく書きますね。)


私はもちろん言われた通り赤ちゃんのお腹に手を当てたり、お互いのお腹とお腹を合わせたりしたのだけど、いつも効果がある訳ではありません。


泣くのには、腹痛以外にも理由があるんじゃないかしら・・・。


胎内から出てきたばかりの赤ちゃんが慣れない環境にびっくりして泣いているのだからもちろん私の努力だけでこの状態を治めるのはムリなのだけど、それでも赤ちゃんのために何とかしてあげたいし、このままでは私も同室の人も眠れません。








翌日曜になっても、我が子は相変わらず大声で泣き叫んでいます。

(こんなに泣く子って他にはいなかった様な・・。)


この日になって私は、もしかして母乳が足りていないんじゃないかと思い始めました。


息子は誕生してから2時間半後に乳首をいかにも上手そうに吸っていたし、土曜に回診に来た助産婦さんは私の体をチェックした際に
「母乳はしっかり出ていますね」
と言ってくれていたので今まで安心していたけど、考えれば考えるほど心配になってきました。


赤ちゃんがおっぱいを吸っていても、その口の中に本当に母乳が出ているのかどうかは私には分からないのだから。


そういえば・・・昨日はおっぱいを吸っている赤ちゃんの口の中に白っぽいものが見えたけど、今日は何もなかった様な??


お腹が空いて泣いているのかもしれないなぁと思った私は、狂った様に泣いている赤ん坊を抱えてまたもやクレッシュに足を運びました。


そしてその時そこに居た助産婦さんに、泣き声に負けない様に大きな声を出しながら不安材料を打ち明けると・・・言われたのです。


「そうですね、もしかしたら母乳が足りていないのかもしれませんね。
でも母乳というものは赤ちゃんがおっぱいを吸い続けてこそ、出てくる様になるものなのです。
だから赤ちゃんには(人工の)ミルクを足さずにこのまま頑張ってもらいましょう。
赤ん坊というものは3日間ほど母乳が足りなくても生きていける様に、蓄えを持って生まれてくるんだから大丈夫よ」








・・・・そうですか・・・。


そういえば以前、日本語の本でこれと同じ理論を読んだ事があります。


それに母乳育児を熱望している私なのだから、ここは助産婦さんの言う通りに頑張るしかありません。


が、火がついたかの様に泣いている我が子を目の前にしているとやっぱり心配になるのです。


「今の助産婦さんは私の胸を見た事も無いままあの発言をしていたけど、万一今朝から全然出ていなかったとしたら、赤ちゃん本当に可哀想」
なんていう考えがどうしても浮かんできて、やっぱりちょっとはミルクを足してほしいなぁと思ってしまいました。








それからも退院してからも我が息子は本当にしょっちゅう大声で泣いていたので(注)、あの日々の泣きの原因は今も分かりません。

(注:実は3日ほど前から急に、前ほど泣かなくなりました。奇跡です!!)


ただ、彼の頑張りが効いたのかどうなのか母乳の出はあれからどうやらバッチリになった様で、ある週は1日あたり80グラムも体重が増加していました。


理想は「1日につき30〜40グラム」らしいので、お医者さんには「飲ませすぎ」と言われました。


やっぱり無駄にスパルタでは無かったのかもしれませんね・・・。


(あと1回続く)


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