いま1番の恐怖 : それは出産自体というより・・・


先週は暑さとかお腹の重さとかで寝苦しい夜もあったけど、それでも産休に入ってからは毎晩7・8時間は眠ってきた。
(その代わりもう昼寝はなし。私ってタフ??)

なのに昨夜は寝付けず、今朝も一度目が開いたらもう眠れず、睡眠時間はたったの5時間。

日本式の出産予定日があさってに迫っている以上、いつどのタイミングで出産に挑む事になってもいい様に体調を万全にしないといけないのに。

私、追い詰められてる・・。








それもこれも、フランスとディノ(と私)、それから字画のせいだ!!

以前、病院で用紙を渡され「出産の翌日までに、この紙にお子さんの名前を書いて提出してくださいね」と言われた。

「(入籍していないカップルならまた別だけど)あなた達は結婚しているから、私が代理で区役所に届出します」とも。

ちょっと待って・・・。

「翌日」??

日本だと出産後14日以内に届ければいいらしいのに??

第一「締め切り」って一体、「翌日」の何時までなのよ??

まさか15時とかじゃないよね??

もしそうなら・・・・赤ちゃんが23時に生まれた場合、全然考える時間がないよねぇ。








そこで私はこちらで名前の本を買い、パックのお祭り(復活祭)の時期からディノに「候補を絞ってね」と言っていた。

それでもなかなか進まないので今から一週間前に
「もし明日中に候補名リストを作ってくれないなら、あさってセリーヌの家には行かないから!!」
と脅したら、やっと気になる名前を書き出してくれた。

でもそのリストにあがっている名前の数・・・彼が勝手に考えた「プレノン・コンポゼ」も入れると、なんと40ぐらいある!!

これ、どうやって絞るのよ!!








彼は、分かっているんだろうか、

陣痛が始まってしまったら、きっと名前の事なんて考える余裕がないという事に。

赤ちゃんが生まれたら、私はぐったりしている可能性が高いという事に。

私は2人が納得できる名前をじっくり考えたいのに、分娩台の上で血相を変えて苦しみながらサエない頭で色々考えるのかと想像すると、出産への恐怖が増してしまう。

私の当日の恐れを少しでも取り除こうと思ってくれないの??

・・・という事を昨日涙ながらに訴えたら、今日の寝起きにようやく、暫定の第一候補を決めたと言ってくれた。

ふぅ。

でもその名前は私のお気に入りという訳ではないので、「父親」として彼を立てて賛成してあげるべきなのか、それとも自分の好みをゴリ押しすべきなのか迷ってしまうところ。

フランス名とは別に日本名も付ける事になっているけれどこれがまた難しいし(「希望する音」「良い漢字」「字画」の3つはなかなか揃わない)、まだまだ悩みは尽きない!!








よくよく考えるとディノの両親と私の父はすでに他界していて、私の母は自分の意見を押し付けない人だから、私達ってかな〜り自由なんだ。

母や双方の兄弟に意見を聞いてはいるものの、最終的には自分たち2人で決める事になるのが見えてきたし。

これってすごくありがたい。

・・・と同時に、恐ろしい。

後になって「こうした方が良かった」と自ら後悔したり、他の人から「ああすれば良かったのに」と言われるかもしれないのがずっと怖くてなかなか決断に踏み切れないけれど、それこそが私達に課せられた親としての努め。

日本から取り寄せた名づけ本に乗せられるワケじゃないけど、名づけってほんと、親として最初の、楽しくて(?)責任重大な仕事なのね。

私が今過ごしているのは、終わりがいつなのか見えない夏休み。

まだ2週間あるのかもしれないし、もしかしたら今夜までなのかもしれない。

せっかく日本の家族が次のメールでいい案を出してくれても、もしかしたら私はそれを読めないまま名前を決める事になってしまうのかもしれないと思うと、ヒヤヒヤする。
(家族からのアイディアもそろそろ出尽くした感があるけれど・・。)

ギリギリ人間の私の苦悩は(とりあえず)まだ続くのでした。


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