バレンタイン'09 (前編)
2月13日(金)、会社帰りにこんな素敵なショーウィンドーの前を通りかかりました。
明日はバレンタイン!
フランスでは男性が女性にプレゼントをあげるのが主流なので、実はわたし、今までこの日にディノに何かをあげた事はありません。
チョコレートぐらいあげてもいいのだけど・・・彼は万年『要ダイエット』の人間なのに家にはいつもお菓子が溢れているというどうしようも無い状態なので、なかなかその気になれません。
それに私はディノに合わせてフランスに住んで(あげて)いるのだから自分にとって都合のいいところはどんどんフランス式に行っちゃおう、なんて考えていたのです。
・・・でもねぇ・・甘いもの大好きな彼だからこそチョコとかあげたら喜ぶんだろうな、やっぱりあげようかな、なんて初めて(!遅いよ!)思ったのが去年のこと。
なのでふらふらっとお店の中に入ってみました。
ディノの喜びそうな可愛くて美味しそうなものが、たくさんあります。
欲しいものを見定めてからお店の人に
「私の選んだものをカゴに入れて可愛くラッピングしてもらいたいのですが」
と言うと、
「今は1人で店番をしているのでそのサービスはできません。
明日なら2人体制なので、改めてご来店いただけますか」
との返事でした。
翌日に出直す事に決めて家に帰ると、100年の恋も冷めそうなひどい光景が私を待ち構えていました!!
ディノめ・・・・。
またもや割れたお皿を使って食事してる!!
アナタのこういうところ、大っ嫌い!!!!!!
これから一緒にやっていける自信ないし、バレンタインのプレゼントなんてあげたくもないわ。
・・・と一瞬思ったけど、翌日にはまたお菓子屋さんに出向いた優しいわたし(自画自賛)。
ところがお店に着くと、ショーウィンドーが無残な事になっていました。
バレンタイン向けに用意されていたらしきハート型のお菓子がショーウィンドーから引っこ抜かれているのです。
私も買いたかったけど、売り切れちゃったそうで・・・。
フランスでは「バレンタインの贈り物=必ずチョコ」というルールはありません。
プレゼントはお花でも香水でもいいし、ロマンチックな外食もあり。
特別な決まりなんて無いのです。
(チョコレートが「いつでも誰にでも喜んでもらえる素敵なプレゼント」というポジションを獲得しているのは事実ですが。)
だから、超慎重な私も「お菓子が売り切れる」という予測はしていなかったのだけど・・・甘かった!!
欲しいと思っていたタイプのものが幾つか消えていたのでしょんぼりしてしまった私はもうそのお店で買い物するのは諦めて、仕方なく近くのパン屋さんでケーキを選んで帰宅しました。
ピスタチオ味のケーキ。
もちろん、ディノは喜んでくれましたよ。
2人で食べるには少し大きかったので、この日うちに来てくれたI子さんと三等分して食べました。
お味よりも見た目の方が素晴らしいケーキだったけど(苦笑)。
というのも実はこのケーキよりも、I子さんが私達に持ってきてくれたこのチョコの方が何倍も美味しかったのです。
ありがとう♪
もちろんディノも私にバレンタインのプレゼントをくれたのだけど、長くなったのでそれは次回書きますね。
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