4ヶ月検診(1) 〜受付で、カルチャーショックと本当のショック 


2月3日。

仕事帰りに(フランス式に数えたところの)『4ヶ月検診』に行ってきました。

前回までは婦人科のクリニック(?)に行っていたけれど、今回からは出産する予定の巨大公立病院に毎月通うのです。

そして今回も、カルチャーショックを受けました・・。






婦人科外来の受付に行くと事務手続きをしてくれた後、トイレに行ってそこにある紙コップに尿を採取してくる様言い渡されました。

すぐ近くにあるトイレに着くと、私の頭の中は「???」でいっぱいに。

だって・・・紙コップってこれなのぉ??

採尿用の紙コップはなんと、手洗い場の右上に設置されたケースに入っていたのです。

前回この病院に登録に来た時もこのトイレ使ったんだけど、あの時はてっきり、この位置と材質のせいで「うがい用のコップ」なんだと思っていたよ・・・。

思わず廊下に出て他の妊婦さんに確認したらやはりこの一見「うがい用の」紙コップに採尿するらしいので、その通り実行して、受付に戻りました。

するとここまでは良かったのだけど・・・この後が大変な事になってしまいました。









その場で受付の人が紙コップの中にリトマス紙ぐらいの大きさの紙を入れ、結果を見て
「糖が出ています!!」
と言うのです。

えっ・・・『糖』?!

おかしいなぁ、私甘い物をむさぼり食べている訳でもないのに。

以前に比べたらお菓子を食べる量は増えたけど、ワインをやめた分自分の食生活は健康的になったとすら思っていたし、一応の心がけは忘れず、仕事中は味の無い豆を食べて空腹をしのいでいるというのに・・・。






受付の人の顔が急に真剣になったかと思うと、
「昨日の夜から今までに、お砂糖の入ったものを食べましたか?」
と聞かれました。

「え〜っと・・・昨日の夜にアイスクリームを食べました」

「どのぐらいですか?」

「1人分ぐらいです」

「他には?」

「思い当たるものはありません。
あ、朝に少し果物を食べました」

「おかしいわねぇ。どうしてこんなに糖が出ているのかしら・・・。
お昼には糖分を摂っていませんか?」

「いいえ、お昼はピザを食べただけです」

「まぁ!ピザ!!
ピザなんて食べたらいけませんよ!!」

ショック・・・。






私は妊娠して以来トキソプラズマ予防のため、かなり窮屈な食生活を送っています。

ピザが高カロリーなのは分かっているけれど、これまで禁止されるなんて辛すぎる!!

それに受付の人が色々質問してくるのも「ピザは駄目」と言ってくるのも全くの好意からだと分かってはいるものの、生まれてこの方自分の食生活を批判された事がなかったので心理的にショックを受けました。

こちら側の人間になってみて、初めて分かるこの辛さよ・・。






「まぁ、この結果については先生に判断を委ねましょう。
次はこの体重計に乗ってください」
と言われ、私はまた迷いました。

靴を脱ぐべきなのかな?脱がなくていいのかな?

聞いてみると
「お好きにどうぞ。
靴を脱いで計っても、靴のまま計っても構いません。
でも毎月の体重の推移を見たいので、今後も今回と同じ計り方を続けてくださいね」
とのこと。

つまりたとえば今回靴のまま計るなら、今後も靴のまま体重計に乗るべし、という事です。

・・・でもね・・私ね・・今日は結構重そうなブーツ履いているんだけど・・・そして出産直前の夏には、絶対に軽いサンダルを履いている可能性も高いんだけど・・。

冬と夏ですっごい誤差が出そうだけど、こんなんでもいいのかしら??

内心そう思ったもののブーツを脱ぐのも面倒だし、他人の靴で汚れているおそれのあるところに素足で上がる気にもなれないので、結局そのまま乗っちゃいました。

でも、前回街なかの婦人科で計った体重に比べてそう増えている訳でもなかったので、こちらはセーフ!!

問題なく突破できました。(って言うと、おおげさね。)






廊下の椅子に座って自分の番を待っているうちにディノが合流。

トータルで思いっきり30分以上待った後、名前を呼ばれました。

いよいよ、担当の先生と初の対面です!!

(続く)


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写真はシャンゼリゼ・クレマンソー駅のホーム。
これまでの私にとっては年に1回ぐらいしか降りない駅だったので、病院に向かう途中で撮ってみました。