風邪ひき妻へのフランス風気遣い (その2)

それから話は変わるけど、私は今回もディノに
「(近所の)ドクターGのところに行った方がいいよ」
と、何度も何度も言われました。

お医者にかかったり薬を飲んだりする事に対してフットワークが軽い彼と、「風邪なんてよく食べてよく寝てれば自然に治るよ」という考えの私。

私が少しでも「具合が悪い」とこぼすと、いつも
「病院に行ったら?」
「別に、いい」
の応酬になってしまいます・・・もちろん今回も。

彼の心配はありがたいけど、私は軽い風邪(しばらくして吐き気は治まりました)のためだけに医者にかかるのは無駄だと思っているし、今回は何といっても妊娠中なのだから、できればお薬を飲まずに過ごしたかったのです。




もしもドクターGに診てもらったなら、「妊婦でもOK」というお薬をもらった事でしょう。

そして、お医者さんが「妊娠中でも大丈夫」という以上、その言葉を信じてそのお薬を飲めばいいのです。

・・・・だけど・・・私はやっぱりどうしても、心理的に抵抗があるのよね。

「高熱が続いている訳でも会社を休み続けている訳でもなく、なんとなく熱っぽくて頭がぼーっとして、声がかすれているだけなんだから、このまま自然に治るのを待っていてもいいじゃない!!」
という気持ちがあってお薬を避けたいと思っている以上、お医者さんにかかる意味はないでしょう?




でも、やっぱりダメ。

ディノはどうしても納得してくれません。

そして私の声が完全に治るまでの間、毎日毎日
「どうしてお薬を飲まないの?!」
「なんで医者にかからないの?!」
と、言ってきます。

あーー!!もう、めんどくさい!!

仕方がないので途中から少々のウソをつく事にして、市販のドリプラヌという(確か)頭痛や熱に効いて、かつ妊娠中でも飲んでいい(らしい)お薬を服用していると言い続けたら、かなり納得してくれました。

結局お医者にかからず薬も飲まずに治したので、今回も私の勝ち!!

・・でもお薬大国フランスの人民 VS お薬ギライの私の戦いは、一生涯続きそうです・・。


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上の写真は(風邪とは関係なく)訪れた採血所の、やたら広かった待合室です。