風邪ひき妻へのフランス風気遣い (その1)

年明けの仕事が始まってから初めて迎えた週末は家でおとなしくしていたのに、日曜の夕方から急に風邪の症状が出てきました。

頭がぼーっとしてほのかに吐き気もする・・・。

それは夕寝をしても治まりません。

なのに、そこはさすが食いしん坊のわたし。

吐き気があるのにお腹がちゃっかりすいているのです!!

あぁ・・・こんな時はおうどんが食べたいなぁ。

ほとんど食べた事ないけど、おかゆなんかもいいかもしれないなぁ・・・でも今、自分で作るだけの気力は無い・・。




仕方がないので、第三希望の「りんご」をディノにむいてもらって食べました。

「美味しいんだけどなんだか物足りない」
とディノに言うと、私の具合が良くない時にディノが投げかけてくるアノ言葉がまた返ってきました。

「じゃあ、ステーキ焼こうか?」

「・・・・・。吐き気があるのにムリです」




旧ブログでも書いたかもしれないけど、ディノは私の具合が良くない時に限って、よくステーキをすすめてくる。

今から2年前に私がガストロにかかって吐きまくっていた時ですらも・・。

でもどうやら、この傾向はディノに限った事ではないみたい。

多くのフランス人が、体が弱っている時にはお肉で体力をつけたらいいと思っているみたいです・・・。




・・・でも!!

私はこれがどうしても納得できません。

特に吐き気がある時なんて、焼けたお肉の匂いを嗅ぐだけでも辛いものなのに。

具合が良くなってから数日後、ディノにそう言うと
「ふ〜ん、そうなんだ。じゃあ、ステーキが冷めてから食べれば、匂いがあまりしないから大丈夫だったんじゃないの?」
との返事。

・・・。

冷えたステーキなんて、それはそれで食べたくないよっ!!

(せめてさぁ、ハムとかをすすめてくれるのならまだ分かるんだけど。)

ま、彼は全て親切で言ってくれているのであまり文句は言いたくないのですが。




こんな訳で、いつかディノに熱が出て「吐き気がする」とか言った日にはステーキを焼いてみよう(そして、本当に食べられるのか観察してみよう)という野心を抱く私なのでした。

彼がひく風邪っていうのはいつも長くて(二週間以上かかる)、気管支あたり(?)がやられる苦しそうな風邪のわりに熱などはほとんど出ないので、この実験をいつ実施出来るのかは皆目検討がつかないけれど・・。


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上のお花屋さんの写真は今から10日ほど前に撮りました。
寒すぎた年明けの時期にはお花が路上に展示されていなかったのですが、最近はもうさすがにばっちりです。