滞在許可証の更新'2008
去年の12月、結婚してから3回目の滞在許可証の申請に、夫と行って来ました。
(その前年の様子は旧ブログのこの記事http://plaza.rakuten.co.jp/minicarparis/diary/200712120000/でどうぞ。)
2007年は水曜の16時からのランデブーで、いざ行ってみたらガラガラにすいていたため待ち時間が2分だった私たち。
その時に「水曜は件数が少ないから」と聞いたので今回もそうしたかったのに、結局火曜の16時からのランデブーになってしまいました。
曜日による待ち時間の違いは、出るのでしょうか???
答えは、Nonでした。
いざ着いてみると、ほとんど人は居ません。
(それでも更新に来た人も数人はまだ残っていたので、去年よりは混んでいたと言えない事もないですが。)
受付で番号札を引くと見事「(あなたの前に)待っている人の数はゼロ人です」と書かれていて、今年も待ち時間は2分程度でした。
・・・クジ運ゼロの私、実は滞在許可証に関してはかなーーり運がいいみたいなんですよね。
一般的に言ってたぶんパリは滞在許可証の更新が比較的スムーズなのだと思うけど、それにしても毎年サクサク進むので、フランスは意外にも私を歓迎してくれているのだろうか、と前向きな気持ちになってしまいます。
しかーし・・・いざ呼ばれた窓口に行ってみると、今回は前回ほど和やかでもスムーズでもありませんでした。
今回の申請で私が1番気にしていたのは、私たち夫婦の「共同生活が続いている事を証明する書面」として、
・私と夫の名前が連名で入っている、EDF(電気会社)とGDF(ガス会社)の請求書
・私達の名前が連名で入っている、最新の税金の通知書(Avis d'imposition)
の2点しか提出できない事でした。
去年はこの他にも
・私達2人の名前が入っているミュチュエル(任意で入る健康保険の一種)の会員カード
を持っていく事が出来たのだけど、私は働き出して以来会社が提携しているミュチュエルに変更しなくてはいけなかったので、ディノとは別のところになってしまったのです。
(もちろんその説明のために、会社に作成してもらった
「マダム○○(私の事)は我が社の規定に則り、△△というミュチュエルに加入してもらいました」
という証明書は持参しましたが。)
また、前年もその前の年も係の人から
「今年はこれでもいいけど、近いうちに共同名義の銀行口座を作って、次の更新時にはその証明書を持って来れる様にしておいてくださいね」
と言われていたのに、結局めんどくさくてそのまま動いていなかったし・・・。
おそらく滞在許可証目当ての「偽装結婚」防止のためなのだろうけど、「共同生活が続いている事を証明できる文書」は数多く持参すればするほど、いいみたいなんです。
なのに私たちってば、たった2枚の紙しか無くて大丈夫かなぁ・・??
・・が!!
いざ窓口に行くと、この点は問題視されませんでした。
でもその代わりと言っていいのか・・・驚いたことに、私が用意していったこの証明写真にまさかのダメ出しをされてしまったのです。
「最近は規制が厳しくなったので、前髪に隠れた眉毛がはっきり見えないこの写真では受理できません」
と言われ、仕方が無いので市役所内でインスタント写真を撮る事に。
髪が伸び放題だった私は、撮影の瞬間だけでも前髪をかきあげようと頑張りました。
私の髪はものすごく多くて太いので、せっかくかきあげても気を抜くとすぐに落ちてきます。
髪を無理やり持ち上げて息をとめて撮影した結果が・・・これ!!
・・・力任せに放り投げた前髪、ボリューム在り過ぎです。
(しかも気合入りすぎて、実は別人っぽく写ってるし。)
まぁいいか、どうせ人に見せる事もほとんど無いんだし。
今度こそ文句なく受け取ってもらえるに違いないと思って窓口に戻ると、なんとまた渋い顔をされてしまいました。
「耳が完全に出てないから、受理されるか分からないわ」
との事・・。
でも一応、この場はこの写真で納得してもらう事ができました。
私としてはもう一度撮り直す気にはなれず、あとは「大丈夫」と信じる事に。
たぶん何とかなるでしょう・・・。
そんなこんなで待ち時間がほぼ無い状態だった割には時間がかかってしまったけど、今回の申請も(一応)無事終了!
2月半ばに、完成したはずの新しい滞在許可証を引き取りにくればあと1年弱は安心です。
まだ妊娠3ヶ月目のせいかどうも疲れやすく、それでもみんなへのクリスマスプレゼントと自分へのクリスマス&誕生日プレゼント選びをこなし、産院も見つけ、幾つかの住居トラブルにも巻き込まれ、滞在許可証の更新申請もして師走らしいあれこれの慌しさを乗り越えたつもりでいたけれど、この日はすでに12月23日。
そして翌24日は、仕事が終わったらすぐにノルマンディーのディノの実家に向かう予定・・という訳で、私の2008年の師走はまだまだ続いたのでしたとさ・・。