空き巣被害と住宅保険(3) 〜被害届け、完了!!

保険会社への空き巣被害報告の作業はとてもシンプル。

まずはOさんが空き巣被害発見直後に警察署に出向いて作ってもらった書類や、その数時間後の、警察による自宅訪問の後にもらった書類を、ムッシュVに渡しました。

(空き巣はOさんの家の家具の多くを倒したりひっくり返したりパソコンのケーブルを切ったりしていて見るも悲惨な状態になっていたのに、Oさんは規定を守り、警察が自宅に2回来るまでは片付け作業に入れなかったそうです。
お疲れ様です・・。)




次に、Oさんが盗まれた物品をムッシュVに口頭で報告していきます。

(もちろんこれは、警察で作ってもらった被害届けにも記載されているのですが。)

そしてその都度その都度、盗まれた物を購入した際の領収書などを、証拠としてムッシュVに渡していきます。

領収書の多くは日本語で書かれていたけれど、ムッシュVは文句を言わずに引き取ってくれました。

(彼は文句を言うだけ言ったらスッキリしたのか、会ってから数分後にはかなり好意的な態度になっていたのです。これってフランス的かも・・?

ちなみに盗まれたのはパソコンや携帯電話、それから大切にしまっていた100ユーロ以上するベルトや洋服だったみたいです。




そんなこんなしている間に、私と別行動をしていたディノも到着。

壊されてしまったドアを交換するにあたり、保険金が幾ら降りるのかなどを聞いていました。

最初は最悪だったのに、場はどんどん和やかになってきて・・・




ムッシュVがOさん宅を去って行ったのは何と夜8時近く。

彼はOさん宅に2時間居た事になります!!

・・・あなた、最初にたんかをきって「30分で終わらせます」って言ってなかったっけ??

(ちなみに最後の30分ほどは、ムッシュVが20年以上前にディノの実家近くでサイクリングをした時の話などの雑談で、彼の独断場でした。
後でディノに1番最初の嫌な雰囲気について話したら
ムッシュVが最後にあんなにもしゃべったのはその険悪な出来事を無かった事にするためじゃない?」
と言っていました。
実際どうなんだろう??)

この日は結局ムッシュVを2時間弱待ち、彼が来てからまた更に2時間拘束された訳で、最後はそれなりに楽しかったけど・・・とにかく疲れたよ・・・予定外にオペラ街を散策する羽目にもなっちゃったしね・・。

(私は昔から長時間立っていたり歩いていたりすると足の痛くなる、ひ弱な人間なのです。
しかもこの時は妊娠3ヶ月の、体調のまだ安定していない時期でした。(ToT)




でも嬉しかったというかちょっとほっとした事に、結局この日、OさんはムッシュVから2000ユーロ(24万円ぐらい)の小切手をもらえたんです。

「あなたの被害総額は確実に2000ユーロ以上にあがるので、今回はとりあえずこれをお渡しします。
明日にでも早速、あなたの銀行口座に入れてもらって構いません。
最終的な計算が終わったら、残りの分もまたお渡ししますね」
とのことで。

まさかこんなに早く保険金の一部をもらえるとは思っていなかったので、私もOさんも喜びつつ驚いてしまいました。
ムッシュVいわく、このスピーディーな保険金引渡しは、どこの保険会社でも行われている訳ではないそうです。)

あぁ良かった、最初はどうなるかと思ったけど、一応丸く治まって♪




ここからは蛇足の日記です。

一安心してOさん宅を出てから私たちは、入った事のない韓国料理屋さんで食事をしてみました。
(この時期、外食がやたら多かったですね・・。)

そしてそのあと夜道を歩いていると、物乞いの男性が声をかけてきました。

せめてコーヒー代ぐらいが欲しいと言うので、ディノが小銭を渡すと
「もう少しもらえませんか?コーヒー2・3杯分くらい」
なんて言ってくる!!

そしてお金が必要な理由を延々と語り出したので、寒くて疲れていて足も痛くて(以下略)・・・しかも、さっき食べたビビンバには挽肉が3粒しか入っていなかったため虫のいどころの悪い私はたまらない!!


(問題のビビンバ。「お肉入ってますよ」って言ってた店員さんのうそつき〜!!)

「私は妊娠中なのに朝から仕事をして、その後は他人にものすごく待たされて疲れていて(以下略)、もうこれ以上立っている事ができません!!」
と言い切って、その場を去ってしまいました。

もうお願いだからみんな、私をこれ以上怒らせないで・・。

やるべき事が多くてへとへとだった去年12月の、ひとコマでした。




今日・一昨日と、このブログに引っ越してきて以来初めて、「フランス情報」部門で10位に入り、単純に嬉しかったです。
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1番上の写真は、去年後半ずっと青かったエッフェル塔です。
いつぞやの緑色の数倍、素敵でした。