空き巣被害と住宅保険(1) 〜とにかく必須!!の住宅保険

(1つ前の日記http://d.hatena.ne.jp/Minicar/20090212/1234373280の続きです。)

やっとこさラファイエットを出てアイスクリームにがっつきながら向かった先は、そのすぐ近所の賃貸物件でした。

ディノはこの近くにある、広さおよそ15平方メートルぐらいの極小ステュディオ(ワンルームマンション?)を日本人の女性に貸しているのだけど、実はその方、先日空き巣にやられてしまったのです!!!

この日は、そのOさんの加入している住宅保険の担当者がOさん宅に来る事になっていました。

現場を見てもらって盗まれたものを申告するのがこの日の目的なので私達が顔を出す必要はないのだけど、ディノは大家としてドア修理にどの位の保険金が出るのか等を知りたがっていたし、私は日仏の通訳としてOさんの手伝いができそうだったので、行く事にしたのです。




私は東京で一人暮らしをした事がないので日本ではどうなっているのか分からないけど、フランスでは大家・賃貸人とも保険に入るのが必須です!!
(新しく入居してくる人に毎回毎回言っている事なので、つい勢いあまって太字にしてしまいました・・。でもたぶん、これは法的義務として課せられているんだと思います。)

というのも、保険に入っていないと「保護されていない状態」になってしまうから。

こちらでは水漏れなどのアクシデントがやたらめったら多いのだけど、たとえその原因が物件の不備によるものであっても、もしも賃貸人が保険に入っていなかったら、その責任を負わされてしまう事があるみたいです。
(これはあくまで身の回りで聞いた事を総合して私が出した結論なので、もし間違っていたら誰か補足してくださいね。)

ま・・・1人だけ弁護人無しで裁判に出廷する様な状態になってしまうのだから、キビシイのは事実なんだろうなと思います。




さて、もちろん(?)私もディノも水漏れのトラブルに巻き込まれたり、また逆に、心ならずもそれを引き起こしてしまった事があります。

そんな時にはconstat amiableという緑色の用紙を水漏れの原因になった家庭と、水漏れの被害に遭った家庭とで記入し、それぞれの加入保険会社に送る事になっています。
(保険会社によってはこのあたりの報告を48時間以内にしないといけないと聞いた事があったけれど、それから色々なケースを見てよく分からなくなってきました。)

私もディノも、こういうところは神経質なタイプ。

間違いがない様に注意を払って記入し、隣人にも全部の欄を埋めてもらってから自分の加入している保険会社に送ります。

そしてしばらくの間、保険会社から連絡が来るのを待つのですが・・・この先の進展を見た事は、この12月まで1度もありませんでした。

だって・・・




「隣人」達のほとんどが、せっかく用意した緑色の紙を自身の保険会社に提出しなかったからです!!

その理由はというと、「ただ単に面倒だから」というケースが1番多かったかな。

たま〜に約束通りに動いてくれる隣人も居たけれど、保険会社同士が水面下で動いているのか、今まで保険会社から連絡をもらったり、話をしたりする機会はありませんでした。




なので今回の話し合いは私達にとって、保険会社との初めてのコンタクト。

題材が題材なだけに気持ちが暗くなってしまうところもあるのだけど、どんな風に進展するのかなという好奇心があったのも、事実でした。

(続きます。)


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