国虎屋 〜パリでうどん!
クリスマス前のヴァンドーム広場を横切った後は(前の日記http://d.hatena.ne.jp/Minicar/20090208/1234089290参照)、美味しいうどんで知られている国虎屋へ、初めて行ってきました。
このお店のいい評判を前々から知っていた私達は今までにも何度も入ろうとチャレンジしていたのだけど、いつもお店の前に行列が出来ていたり、もう店じまいの準備の時間だったりで、入り損ねていました。
(フランス人の夕食開始時間は遅いので、ディノのペースに合わせていると、閉店時間の早い一部の日本人経営のお店に行くのが危なくなる事が結構あります。)
どうやら、地上階にはカウンター席しかないみたい。
私はそれでも良かったのだけど、お店の人に促されるまま地下へと降りました。
とっても簡素で質素な地下室。
見た目にはこれといった特徴がなく、軽食屋さんの雰囲気。
実際にカジュアルなお店なので、途中で乳母車に乗った幼い女の子を連れた日本人夫婦が私達の近くに座りました。
(乳母車を抱えてそう広くない階段を降りてきたお父さん、あっぱれ!!)
その子供がうどんを食べる可愛らしい様子に、にこにこしてしまう私達。
赤ちゃんが生まれたら外食しづらくなるけれど、ある程度の年齢になったらこのお店に連れて来ようと思った瞬間でした。
(うどんなら小さい子にも良さそうだしね。)
さて話を戻して・・・地下の内装は質素なんだけど、天井は何とも素敵でした。
地下室の天井がこういう感じになっているお店、パリには結構あります。
「もとはカーブ(ワイン等を入れておく地下貯蔵室)だった証拠だよ」
と聞いた事があるけど、本当かな??
さて、ようやく(!)やっと(!)初めて(!)ありつけた国虎屋のうどん、美味しかったです。
麺がとてももちもちしていて!!
・・・ただ・・ここは日本ではないのだから仕方ないし、これはこのお店に限った話ではないのだけど、やっぱりパリで和食を食べると高くつくなぁと感じてしまいました。
うどん一杯が13ユーロぐらいしてましたからね・・。
その代わり、つけあわせで頼めるサラダなどはかなりお手頃な感じ。
この日はそんなにお腹が空いていなかったので私は鴨の乗ったうどんを、ディノはたぬきうどんと大根サラダを頼んだだけだったけど、次はもっと食欲のある時にやってきて、小皿を幾つか頼んだらいかにもバランスのいい食事が取れそうだな、と思いました。
今わたしの中でうどんブームが起きているのだけど、自分の作る味に飽きてきたらまた行こうかな。
Kunitoraya
39, rue Sainte-Anne
75001 Paris
tel 01 47 03 33 65