アレクサンドル・ド・パリでプレゼント選び(1)

去年の11月中旬、日本に居る母へのプレゼントを探しにオペラ座近くのデパート街へでかけました。


(写真はギャルリー・ラファイエットのツリーです。回想しながら書いているので、時期外れでごめんなさい・・。)


世代の異なる母へのプレゼントって難しい。


でもこの年の夏に一時帰国した際、私が10年近く前にあげたヘアアクセサリーを母がつけていたのを見たので、久しぶりに髪飾りを探してみる事に。


ギャルリー・ラファイエットの(日本式に言うと)1階の小さな小さなコーナーが扱っている、Alexandre de Paris(アレクサンドル・ド・パリ)というメーカーのヘアアクセサリーが素敵。


舐めるかの様に一点一点のアイテムをチェックして、3枚の葉っぱモチーフの可愛らしいコーム(で、いいのかな?櫛型で、髪の毛にさすタイプ)を買うことに決定!!


だけどせっかくデザインが決まっても、今度は色を選ぶのが難しい。


グレーと紫だったらどっちがいいのかな・・。




その時、観光客らしき上品な日本人親子が視界に入ってきた。


娘さんは20代・お母さんの方は私の母とそう変わらない年齢かな。


初めはちょっとためらったけど・・・思いっきりの勇気を出して声をかけてみる。




「あのっ、すみません!
私はパリに住んでいるんですけど、今日は日本に暮らしている母へのプレゼントを探しているんです。
でも、いま母がどんなヘアカラーなのか分からなくて、色が選べなくて・・」


私はなぜかここでさびしくなって、いつもの早口が一瞬止まってしまった。


「それで、本当に恐縮なのですが、このコームを髪の毛のそばに並べさせていただいてもいいですか?」



これを言うの、ものすごい度胸が必要でした。


だって嫌がられるかもしれないし、いくら日本人同士とはいえ知らない人に急に声をかけられたらつい構えてしまう人だっているだろうし。


それに一説によると、フランスに観光に来た日本人の多くは同郷人に声をかけられるのを嫌う傾向があるというし。


でも、私が声をかけた女性はとても優しかった!!


「ええ、どうぞ。
もしよろしければ、その櫛を私の髪にさしてもいいですよ。
付け方が分からないので、それはお任せしますけど・・」

とまで、言ってくれたのです。


綺麗にセットされている髪を崩したら申し訳ないなぁ・・と注意を払いながらも、お言葉に甘えて2色のコームを交互につけさせてもらいました。




そして、結論!!


私は、紫の方を買う事に決めました。

ちょっと赤みがかっているその方の髪には、グレーよりも紫の方が合っていたからです。


この先、私の母もまた赤っぽい髪にする事があるかもしれないし。

(黒い髪だったら、たぶんどっちの色もアリなんだけどね。)


・・あぁ、試させてもらえて良かった。


快く引き受けてくださって、本当に本当にありがとうございました!!




このアレクサンドル・ド・パリ、洗練されたデザインのものが多いだけでなく、私の様な硬くて多い髪の毛でもかっちりと固定してくれるアクセサリーばかりなので、ものすごく気に入ってしまいました。


お値段は可愛くないけれど、こんなにパワーがあるなら、その価値はあります!!


日本でもタカシマヤがこのアレクサンドル・ド・パリのグッズを通販しているみたいだけど(やっぱり何でもチェックできている日本、すごい!!)・・・こちらに比べると極端に種類が少ないなぁ。

http://www.takashimaya.co.jp/shopping/brandstyle/brand/fashion/alexandre/index.html


という訳なので、ラファイエットに寄る機会があったらぜひ覗いてみてください!




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ちなみになぜ今回の日記のタイトルに「(1)」が付くかというと、実はこの一ヵ月後、私の誕生日&クリスマスプレゼントを買ってもらいに、今度はアレクサンドル・ド・パリの店舗まで行ったからです(笑)。